アメリカのことだけを気にする日本人

ワシントンで開催され、世界47カ国の首脳らが参加した核セキュリティーサミットにおいて、オバマ大統領はアルメニアの首脳とも会談しているのだが、同盟国の日本と普天間基地以外にも問題は山ほどあるのに、会談が10分程度だったことに対し、マスコミなどが異常であると騒いでいる。
確かに普天間基地の問題に関しては日米間の温度差が激しい。
さらに、ころころと首相が変わる日本に対して、アメリカ人の反応も良くないと現地の知人から聞いている。
だが、よく今回のサミットのニュースをみてみると、アメリカはドイツ、フランス、ロシア、イギリスとも2カ国間の会合はしていない。
しかし、それぞれの国では会合がなかったことに関して、あまり問題視をしていない。
戦後からアメリカに習って(勿論違う点もある)経済成長してきた日本であるが、未だにアメリカを過剰に意識し、後ろから追っているのだが、本当に情けない。

チーム・オバマ 勝利の戦略

チーム・オバマ 勝利の戦略

本書は、当時無名候補者だったオバマ氏が、どのようにしてネットというツールを利用し、大統領の座についたのかを明らかにしている。
実際に読んでみて、当時普及したてのテレビを上手く利用した第35代アメリカ大統領のケネディ氏といい、ネット利用で大統領の座についた第44代アメリカ大統領のオバマ氏といい、世界中を沸かす大統領はその時代に合ったツールの使い方が上手いのだなと関心してしまった。