食糧自給率を上げるなんてクソくらえだ

最近、食糧自給率をあげるべきだと言う人によくお目にかかる。
正直上げる必要なんて全くない(というか無理じゃないかな?)のに、なんでこういう発言するのか不思議である。
フランスと日本の農業人口の全人口比率はほぼ同じ2%なのだが、自給率が非常に高いフランスの農用地面積は日本6倍。国土の53%が耕作可能。
日本の場合、今の食生活を変えずに自給率を100%にするためには、新たに国土の15%を耕作地にしなければならなくなる。
たとえば北海道を真平らにする必要が出てくる。残念ながら日本は山が多いので不可能。仮に瀬戸内海を全部埋めても足りない。
温室栽培も発達しているが、東京でそれを実行し、自給率を限りなく100%にするには、1千階ほどの高さで東京23区を覆い尽くすビルが必要と言われている。
という感じで、自給率を上げようとすると莫大な税金がかかる。
そう考えると、自給率を上げなくても鎖国の時代じゃあるまいし、輸入に頼ったり、遺伝子組み換えとかでも問題ないではないか。
少し前に国内航空産業はアメリカの下請けに甘んじていると三菱MRJをたたいてる番組を見たが、自給率に関してもこういう国内だけでなんとかしようとする考えしかできない日本に未来はないだろう。あまりにナンセンスだ。
そもそも、政府が自給率を上げたがってるのは、農水省などの方が天下り先を増やしたいからとしか思えないのだが..

赤ワインは心臓病にいいと聞き、特に心臓は悪くないが試しに毎日飲んでいる。
特にカベルネ・ソーヴィニョンはポリフェノールをよく含んでいて心臓に良く、値段もお手ごろで美味しい。